最終更新日 2025年1月9日
競馬といえば一般的にギャンブルのイメージですが、実は歴史あるスポーツで、人と馬が一緒になって駆け抜けるドラマでもあります。
確かに公営競技の一種で、着順を予想して馬券を購入したり、当たれば配当金がもらえるギャンブルなのは間違いないです。
しかし、競輪やオートレースと違って乗り物が無機物ではなく、競艇と同様にレースの結果に環境の影響が現れやすい点が主な違いに挙げられます。
また場内では馬券を買わなくてもレースを楽しめますし、子供連れも大歓迎なので家族揃って楽しめます。
子供にとっては間近で馬を見られる動物園のような場所
馬は間近で見ると美しい動物で、知性や感情を感じさせる振る舞いを見せます。
パドックと呼ばれる場所では馬がゆっくりと歩き、その日の体調や仕上がりをお客さんに披露します。
例えば足取りや肌艶に毛の状態など、生き物特有のチェックポイントが数多くあって、レース展開の予想のヒントになります。
子供にとっては間近で馬を見られる動物園のような場所ですし、好みの1頭を見つけて純粋にレースを応援することもできます。
場内には食事や休憩ができるところもありますから、レースの予想なしでも、1日中競馬を楽しむことが可能となっています。
競馬のルーツ
競馬のルーツは有史以前にあるとされており、馬に戦車を引かせて競い合うレースは、古代ギリシャ時代には既にありました。
一方、近代競馬の歴史は16世紀にイングランドで開催されたレースにあるといわれています。
その後フランスやアイルランドにドイツとイタリアなど、ヨーロッパの各地に広まり定着しました。
元々は貴族を中心に楽しまれてきた歴史があるので、王様達のスポーツなどとも形容されます。
日本では江戸幕府が開港した翌年に、横浜で日本初のレースが開催されたと記録が残ります。
当初は神事として開催されていたので、やがて明治天皇から賞品の下賜が行われるようになり、それが天皇賞の元になっています。
天皇賞は天皇や皇后陛下が観賞する特別なレースですから、騎手もレースの関係者も気持ちが引き締まります。
長い歴史も相まって重みが違いますから、ファンにとっても特別で目を離すことはできないといえるでしょう。
血統という他の公営競技にはない要素がある
特別な日に開催されるレースではなくても、1戦1戦にドラマや感動がありますし、脈々と受け継がれている部分も少なくないです。
レースを予想したことがなかったり詳しくない人でも、競馬には血統という、他の公営競技にはない要素があることを知っています。
血統とは文字通り血筋のことで、どの父と母から生まれた子供といった情報のことです。
馬も人間と同じく親子で様々な要素が遺伝しやすく、体格や性格に足腰の強さも遺伝します。
その為、レースの予想においては出走馬がどのような血統を持っているか知ることも、馬券を買う上で重要なポイントとなります。
レースで何勝も上げて活躍した名馬はやはり凄いですし、獲得賞金が多ければ多いほど人々の記憶や歴史に名が刻まれます。
血を引く子供には当然期待が集まりますし、兄弟や祖孫との類似性を発見することも、ファンの間では楽しみの1つとなっています。
競馬場の楽しみ方と馬券の買い方
このように競馬には色々な楽しみ方があって、歴史や血統に目を向けたり、レースを観戦するだけでも楽しめる総合的なエンターテイメントです。
レース場の入場は有料ですが、15歳未満は無料で、大人であっても100円か200円程度とリーズナブルです。
家族で足を運んでも1千円でお釣りが出ますから、休日に過ごす場所としては破格だといえます。
ちなみに馬券は1枚100円とこちらもお得で、低予算でもかなり楽しむことができます。
3千円もあればレースの魅力に気がつくのには十分ですし、ハマる人は3千円で心の底から思う存分にハマれるでしょう。
初心者におすすめの買い方は1着を選ぶ単勝で、オッズを参考に人気馬を選べばかなりの確率で当たりに期待できます。
ただ人気の高い馬は当たっても配当が少ないですから、単勝はあくまでもレースの基本を覚える為の買い方です。
勿論、大方の予想に反する馬が現れる予感がする場合は、その馬に全てを賭けて馬券を買う買い方もできます。
初心者には単勝の他にもう1つ、3着以内でゴールする馬を当てる複勝もおすすめです。
応援馬券は単勝と複勝をセット購入できるもので、名前のように応援したい1頭を選べるのが魅力です。
まとめ
初心者が次にステップアップを目指すなら、3着以内の2頭を選ぶワイドや、1・2着を当てる馬連が狙い目です。
馬連は着順を無視できますが、馬単は着順を含めて2頭を選ばなくてはいけないので、中級者向きです。
具体的にどう馬を絞り込んで選ぶかですが、まずは新聞などの情報源を得て、プロがレースをどう見ているか参考にするのが良いでしょう。
そして人気上位の馬に絞り込み、1頭ずつ基礎や過去のデータに目を通して、レースの得意不得意を見つけることをおすすめします。
いくらポテンシャルを秘めている馬でも、それが引き出されないと結果は出ないので、騎手の実力にも目を向けて考えることが大切です。