最終更新日 2025年1月9日
私がハンドセラピーを受けたきっかけは、友人の紹介でした。
友人は同じ職場に勤めており、部署は異なりましたが互いに切磋琢磨していました。
業務が重なって多忙のため疲れが取れないと話したところ、友人からハンドセラピーを受けると良いとアドバイスをもらいました。
その当時は漠然としたイメージしかありませんでしたが、エステサロンのように全身にオイルを塗られてマッサージされるのと比べればマシだと思い、試しに行ってみることにしました。
行ったのは新宿にあるカルナーキュアというお店です。
しかし私は警戒心が強い方で、手ですら他人に触られることには抵抗を感じます。
いざセラピストの方が目の前に来ると、あがり症の性格が悪化したように感じました。
セラピストの方は友人の紹介で来ることを知っており、いたたまれない空気を友人の話をすることで紛らわしました。
セラピストの方がオイルを手に取ると、花の香りが漂いました。
ラベンダーのアロマを使っていることを説明され、少しリラックスした気分になりました。
実際に手に触れられると、全く不快感が無いことに驚きました。
初めて会った人に手を触られてマッサージまでされているのに、むしろ心地よさを感じました。
ハンドセラピーも意外と良いものだと感じる頃には緊張も和らいで、次も来られる自信を持てました。
するとセラピストの方が話しかけてくれました。
仕事や趣味の事など他愛のない会話でしたが、上手にマッサージをしながらちょうど良い場所で相槌を打ってくるので感心しました。
聞き上手なセラピストさんのおかげで心を開くことができた私は、セラピストさんの話も聞きたくなり、ハンドセラピーについていくつか質問しました。
資格がいくつもあってスキルアップへの意欲が上がることや、お客との会話で自分もストレス発散になることなどたくさんの話を聞きました。
そのような時間を過ごすことで、私は気軽に会話できる相手がいなくて疲れが溜まっていたのではないかと気づきました。
もちろんマッサージ技術が優れているため、血行が良くなってリラックスできました。
またアロマの香りも私に合っていて家でも楽しみたいと感じさせてくれました。
しかし当時独身で仕事にばかり打ち込んでいた私は、人との何気ない会話をおざなりにしていた気がします。
ハンドセラピーを通して人と接する喜びを再確認し、これからも頑張っていけると勇気をもらいました。
現在は独身ではありませんが、たまに家庭の事で疲れたら施術を受けに行っています。